(承前) 芸術を経済的に拡大させる論理には「贋作」の論理がある。…
jrf> (承前) 芸術を経済的に拡大させる論理には「贋作」の論理がある。 ヘーゲル『宗教哲学講義』(山崎純 訳)を読んだ [cocolog:95175021](2024年12月)… >> ただ、ギリシャ彫刻に見られるように、それを精巧に表現できるというのは、特別な観察眼が必要なように思う。ギリシャ彫刻の影響を受けたガンダーラの苦行する仏の仏像を思い出す。そこには死を賭する者、または死体への超然と向き合う態度があり、それは生きて無意識を感じることを重視する者には、抵抗ある態度のように思う。 その超然性は、ひょっとすると通貨の偽造と関係があるのかもしれない。 以前↓とつぶやいた。 [cocolog:93181265](2021年12月) >絵描きの賃金が安くてもやっていけるのは、贋札の論理があるから…みたいに私は邪推している。偽札まではいかなくとも絵画の贋作等で画商などの投資があり稼げるみたいな面があるのではないか。それが、NFT に変わる感じなのだろうか。< それは実は以前の↓を受けていた。 《デジタル著作権の報酬請求権化に向けて - JRF の私見:税・経済・法》 http://jrf.cocolog-nifty.com/society/2007/11/post_4.html >紙幣制度を維持するためには印刷工場をおさえられないといけない。ニセの版による「出版物」が出たとき報酬請求権があるとか悠長なことはいってられない。結局、独占権は必要とされるのだから、民間でもそれを認めてお互い監視させたほうがいいということになる。そういや最近紙幣に載せられるホログラムってDVDやCDのデータ面みたいな感じだよね……。< 美術的精巧さがもっとも求められるのが、通貨の偽造、または贋作である。特に通貨の偽造の場合、血腥く守られる国家の主権をないがしろにすることになる。そこにはそれを悟らせない超然とした態度が必要になる。その超然さが、ギリシャの美にはあるのではないかと邪推する。 << ペンションプランは、支払いがありうるということで、その支払いを受けずに借金することができる。その返済に絵画の贋作などの偽造通貨を用いる…というとき、株式と同様な富の創造ができる…だろうか? いや、これはむしろ銀行などが行う信用創造のほうが近いと思われる。永続企業的なものがなく、そこを評価した富が生じていないから。 老人にとっては贋作だったものが、次の世代にはちゃんとした財産とみなされる。真作となったものは維持費がかかる。入場料が取れるまでになれば、永続企業的価値が生じているとするのはわかりやすいが、維持費を資産家がかけることについてもそのような価値が生じているとすべきか…。 基本的には贋作システムは、銀行的信用創造なのだろう。そうやって、富ではなく経済自体を大きくはできる。経済を大きくするとは、人口を増やせるということであろう。ヒモと女性が子供を残せた。昔は。しかし、現代日本では、なぜかデフレで、少子化になった。 対応する株式的富がない中、在庫だけが積み上がる=デフレ=「あるのに買えない」…となった。 贋作が真作になるかどうかで「賭け」は成立する。しかし、それが永続する「賭け」になるためには、真作となって儲けたものが再び「賭け」にその資産を投じなければならない。そのとき負けた者も平等に「賭け」の対象にならなければ、それは永続しているとは言えない。ここに solid state … 格差固定社会の問題があるのかもしれない。成功確率が偏っていてもいいが、(子供の成長について)賭けが成立することが永続する状態…それがない(相対的になくなっていった)のが日本の問題だったのか? ↓を思い出す。 [cocolog:95444432](2025年5月) 《縁故主義経済シミュレーション その2 を作った。Gemini 2.5 Flash (with Canvas) さんと共に、決められた成長率の中で、経済をよくしようとすると少子化が避けられなかったことをシミュレーションでだいたい示した。 - JRF のひとこと》 http://jrf.cocolog-nifty.com/statuses/2025/05/post-dead34.html