「イスラエル・ユダヤ・中東がわかる隔月刊雑誌」であるところの「みるとす…
jrf> 「イスラエル・ユダヤ・中東がわかる隔月刊雑誌」であるところの「みるとす 2023年12月号 No.191」が、以前、ミルトス社から本を買ったことがあるためか、無料で送られてきて、それをさっき読みました。 ハマス・イスラエル戦争がはじまって、イスラエルの「大本営発表」的な色彩の号です。ですが、それにもかかわわらず、塩尻和子さんのイスラム寄りの論考が論考として最後に載っていたり、池田 裕さんの戦争を無常と説く話が載っていたり…するところは、懐が深いな…と思いました。 ハマス・イスラエル戦争については、以前も似たようなことを述べていたのですが、まとめると、大きな構図としては、3つあるように思います。 1. ヨーロッパの十字軍の夢が実現したものとしてイスラエルがあり、遠い将来に向けてヨーロッパの拠点として残るのか、「アラブ人」の国になっていくのか…という点。 2. アメリカの世界戦略として、石油の重要度が下がり、中東の支配は自分はしりぞき、イスラエルにまかせたい…という点。 3. コロナで頓挫した、顔認証を用いた監視技術を使うなどの管理社会に向けた一歩として、テロへの恐怖を煽りたい…という点。 そして、さらに大きな構図として、 4. 戦争の必要性 …が挙げられるかと思います。 まず、1 の十字軍に関しては、どちらの勢力にも分離主義者がいて、テロは、その主張にそった「成功」ということになるのでしょう。この点、3 にもからんで、民族分離されたままの未来につながるようなインドのカーストを加味したマッチングアプリのようなものの導入・受容がイスラエルやアラブにあれば、問題は柔らぐのかもしれません。 2 のアメリカの世界戦略に関しては、再生可能エネルギー適地でないロシアなどもからむ問題で、原子力との関連があります。核融合技術ができれば…といったところで、まぁ、気の長い問題でしょう。 3 顔認識とテロに関しては、懸念された、ガザ地区からの移民の分散は起こってないようで、ガザ地区の人々にとっては悲惨ですが、この点は歯止めがかかっているようです。 4 は、『宗教学雑考集』に書いたのですが、どうも人の集団が人の集団と争うことが、人間に概念というものをもたらすキッカケになってる部分があり、戦争というものを人が必要としている可能性があるということですね。簡単に言えば、緊張感が人に必要ということかもしれませんが。これはゲームや AI による人類への脅威などで代替できる面もあるのでしょうが、男性優位社会の幻想もあって、難しい面があるようです。