真貝寿明『宇宙検閲官仮説 -…
jrf> 真貝寿明『宇宙検閲官仮説 - 「裸の特異点」は隠されるか』を読んだ。観測選択効果みたいなアヤしげな話かと思ったら違った。一般相対性理論の必然の尽きるところは偶然で済ますには大き過ぎる…ということなのか…。 『宇宙検閲官仮説 - 「裸の特異点」は隠されるか』(真貝 寿明 著, 講談社ブルーバックス B-2223, 2023年2月) https://www.amazon.co.jp/dp/4065309956 https://7net.omni7.jp/detail/1107372896 テンソルわからん…という私には数式の理解はほぼできなかった orz。 フラクタル次元が確率を含んで定義できるところから、確率構造が次元を作るという話を書いているところで、この本を読んだ。量子力学が偶然の学であるのに対し、一般相対性理論はなめらかな必然の学だが、必然の尽きるブラックホール=奈落が問題になるのだなと思った。 この本では、4次元でシミュレーションするか、5次元でシミュレーションするか…という話のあと、「自己相似的発展」の語も出てきて(p.179)…、 >一連の研究は、ブラックホールの形成プロセスが、他の物理に見られるような相転移現象で理解できるという一面を明らかになり、宇宙検閲官仮説の成否の観点から考えると、特異点が隠されずにいる可能性を意味しています。したがって、この研究も、弱い宇宙検閲官仮説の破れる例を挙げたことになります。<(p.181) 臨界現象は次元を超える話ではないが、近い話という理解が私にはある。ゼノンのパラドクスの無限と有限のあわいの話だと思う。 我々に見えるようになっている素粒子などは何か臨界現象の結果のため、つぶがそろっているように見えるが、その背後には、そろわないダストのような確率的実体があるのではないか…とか思った。臨界現象の結果をそろわせるもの、それが場なのだろうか?