経済シミュレーション。 [cocolog:88932382] で論じた。 >…
jrf> 経済シミュレーション。 [cocolog:88932382] で論じた。 > マルクス経済学では剰余価値が富の源泉のように見ているようだが、私は>債権では社会の富は増えない。株式のみ社会の富を増やせる。<([cocolog:75599118])…と考えたものだった。労賃や配当となるのは結局、消費によって資産とならず、いくぶんか資産となってもそれらは減価償却などでやがて費用化し、資産として残らないという考え方をした。上で「株式会社は継続企業でなければ」ならないと書いたのもそういった観点から。 しかし、拡大再生産をしたりすれば(一時的に保持する)資産は増えるのであり、陳腐化で資産が減りうるのだから、その逆のようなこともありえるのかもしれない。そういった点まで考えると、富の源泉というものには別の答えがあるのかもしれない。…と少し考えを改める必要を感じた。 拡大再生産の再生産表式分析において…、 >年々の固定資本の「貨幣補填」(=償却基金積立)額を d、「現物補填」(=更新投資)額を f とした場合、(…) f = d なる均衡条件は、蓄積による追加固定資本の投下額が年々増大してゆく拡大再生産過程においては維持されえず、不可避的に f < d となり、そこに固有の実現上の問題が生ずる。(…)固定資本の更新需要不足が年々生ずることとなる。<(p.291-292) これと私の上の議論を考え合わせると、この d - f に相当する分だけ、配当による株式の増価があり、それが釣り合っているときに限り、安定した経済成長が可能になる…とかあるんだろうか? 自信ない。上で述べたような中途半端な知識による「誤解」で「煽動」するというイデオロギー戦略にはまってしまっている可能性もなきにしもあらず…。 < ピケティの「r>g」という不等式(r は資本収益率、g は経済成長率らしい)とも関係があるのかもしれないが…。 これをおし進めると、株価は全販売用在庫+投資(による在庫)により決まる…とできる。資本主義の基礎等式みたいなものになるのだろうか? これを micro_economy_*.py に生かせられないか? (ちなみに 全販売用在庫+投資(による在庫)というのは GDP とかに相当するのだろうか?) ……。 株高…株だけが高く、在庫が相対的に少なくなっている状況を考えいよう。すると、これは供給不足というわけだから、インフレが起こるはずである。 ところが、micro_economy_*.py の枠組だと価格は与えられるもの(入力パラメータまたは可能解)で需給は必ず一致し、インフレが起こるということを表すのが難しい(まったく不可能というわけではないが)。 むしろ直接、供給不足を表すべきである。それはすなわち需要不足でもあるため、具体的には買う者が少くなるように、「貯蓄率」が大きくなる…とすれば良いのではないか。 ここで、「資本主義の基礎等式」に新たな要素が加わる。株価の総額 = (全販売用在庫+投資(による在庫)) * 貯蓄率 * C といった感じになる。(C は定数) 現実にはこんな関係、観測されないのだが…。 通常の経済では、貯蓄=投資であるため、この基礎等式は貯蓄と投資の二重計上に見えるかもしれない。ただ、金が資産市場に集中することが、株高を演出すると考えれば、この関係にももっともらしさが出るのではないか。