レヴァイン指揮 モシンスキー演出 メトロポリタン歌劇場『サン=サーンス:…
jrf> レヴァイン指揮 モシンスキー演出 メトロポリタン歌劇場『サン=サーンス: 歌劇「サムソンとデリラ」』(収録: グラモフォン 1998年, 発売: ユニバーサル クラシックス&ジャズ 2009年・2020年) の DVD を観た。 プラシド・ドミンゴがサムソンで、彼のメトロポリタン歌劇場出演30周年の記念公演でもあったらしい。 レヴァインが2021年3月9日に死去された。そのニュースを受け、ちょうど貯まっている DVD にレヴァインのものが多いので、追悼にでも何か観ようとして選んだのがこの DVD。ただ、私は特にオペラについては演奏のよさとかよくわからないので、その辺りには言及しない。 物語は、『旧約聖書 士師記』に基づく。聖書は、概ねサムソンのヘブライ人側から見た物語なのだが、復讐のため男をさかしらに騙した女性が、(別の)神の怒りに触れる…というデリラの単純な物語のほうが元型に近く、それが聖書に取り込まれたのかな…と思えた。 有名なデリラの「あなたの声に私の心も開く」の歌は、あんな文脈で歌われるものだったんだね。おそろしい。 ちなみに、第一幕、デリラ登場時のスレンダーな長い黒髪の美少女達が収穫のために歩いてきて踊るシーンが、私のツボだった。そこが大変良かった。 あと特筆すべきは、これまでの DVD と比べて 1998年の比較的新しい録音ということもあって、音が良かった。もちろん映像もクリアだったが、音が良いのが何よりすばらしかった。指揮のおかげもあるのかもしれないが。