jrf> 債券は約束だが、AIは約束が反故にされても原理的には動いてくれるから、国債をチャラにできる…と前に書いた([cocolog:96030641](2026年6月))が、確かに機械にも同じようなことが言える。実際、WW2後の日本・ドイツは借金をほぼ帳消しにしながら、機械=実物資本が残っていたこともあって、高度成長を遂げることができたのである。そのようなことが AI 時代はより極端な形で起こりうるということだ。そして、それを前提とした経済システムが組みあがってくるだろう。
注意資源が有限という話もした(↓)が、そのために経済を人間に(AIを補助として)理解できる範囲で律速しているならば、危機に陥った経済は、一時的に律速を外し、回復してから律速しなおすみたいなことがなされうるのだろう。これもある種、約束をチャラにする方向である。
[cocolog:96048451](2026年6月)
>注意資源が有限なため、どこに注目するかを決める文化が大事になるという話を以前した([cocolog:96018787](2026年6月))が、勝手に作っていく AI に対し、それがどのようなものを確認する人間の注意資源は有限であるため、それはどんどん必要とされていくだろう。一時的に労働力が不要になる分野があっても、AI の勝手を人間社会に許さないのだとすれば、注意資源としての人間の労力はどんどん必要とされていくだろう。そういう労働は増えていくのだと思われる。<