Title: AIの監査のための BS・PL の代わりのスキル主義・ツール主義…
jrf> Title: AIの監査のための BS・PL の代わりのスキル主義・ツール主義 AIの真実性の監査には限界があり、人間が理解できる範囲に社会を合わせることが「AIの監査」になると論じた([cocolog:95851508](2026年2月))。理解できる範囲に留めるものに会計では、複式簿記・BS・PLがある。より一般にそれに相当するもので今見えて来ているのは、スキル主義とツール主義があるか。 [cocolog:95851508](2026年2月) では、AIの利用を社会全体として理解できる範囲に留めることで、その理解や社会の適用に個々人の仕事ができると論じた。 AIの利用を社会全体として理解できる範囲に留めるというとき、個々人が理解できる範囲に留めるとはならず、その上司などに理解をまかせる部分があるだろう。ただ、そうやっていって、本当に社会全体で理解できる範囲に留めていることがなぜわかるか。 ここで参考にすべきが会計制度である。これは電算化の影響をすでに受け容れている分野である。複式簿記や貸借対照表・損益計算書の慣行は、実際には複雑な経済を一つの理解できる形式に書くことを強制するものと言える。もちろん、それで経済全体がわかるようになるわけではないが、統計などを駆使して、わかる範囲に書き出そうという努力はしていると言える。 次にそれが例えば法務のようなものについて、会計にあるような代替物がありうるか、AI時代になって。 そこで見えてきているのが、最近の Claude Code などで言われているスキルの利用だ。仕事をスキル化することで、これまでプログラム化できなかったことが、一種のプログラム化できるようになってきている。スキルは後のバージョンが変わったAIなども利用できるように組まれ、人間が理解できる範囲におさまりやすく、ここに監査を入れることは考えられる。マルチエージェントで、指導者的スキルというのも組むことができる。このスキルとして表せる範囲に利用を留めるという方向があるだろう。これがスキル主義である。 もう一つ私が述べたいのがツール主義である。私の MemoryBanditWorkflow ([cocolog:95822546](2026年1月)) では、AI が Claude Code が自由にシェルや REPL を使うのを危険視できる考え方を導入している。膨大なツールを与えるが、そこから選択的に使わせることを前提にする。つまり、ツールとして、人間が理解できるものしか与えず、また、そのツールを組み合わせるスキルを監査可能にすることができるのだ。これをツール主義とここでは呼ぶ。 これらが今見えてきている。AI にまたは社会にハーネスをかけるやり方である。 参考: [cocolog:95851508](2026年2月) 《AIの真実性はやがて監査できなくなる。宇宙からもたらされるAIの生産力を信認した上で、人間は人間にわかる(AIに補助してもらった)シミュレーションの範囲でのみ社会を構成する。それが、「AIの監査」になるのだろう。AIの解釈・社会への適用に専門家の必要性は残るだろう。 - JRF のひとこと》 http://jrf.cocolog-nifty.com/statuses/2026/02/post-5f7d47.html [cocolog:95822546](2026年1月) 《MemoryBanditWorkflow (参: [cocolog:95619779](2025年9月)) を Claude Code などの SKILL.md などを利用して実現するにはどうすればいいか。試みに Claude さん自身に聞いてみた。 - JRF のひとこと》 http://jrf.cocolog-nifty.com/statuses/2026/01/post-b86e58.html