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田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』を読んだ。結婚後または結婚しない女性の大人の恋愛小…

jrf> 田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』を読んだ。結婚後または結婚しない女性の大人の恋愛小説集。表題作は障害のある女性とそれに関心を持った男性の淡く美しい恋と別れの予感の物語、涙が出る。

『ジョゼと虎と魚たち』(田辺 聖子 著, 角川文庫, 2013年2月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00HEB8S66
https://7net.omni7.jp/detail/1100553631

finalvent さんが『新しい「古典」を読む 3』([cocolog:95609806](2025年9月))でこの小説集を紹介されていて、表題作のあらすじだけで感動してしまって、この本を手に取った。表題作は2003年に実写映画化・2020年にアニメ映画化されている。

私は結婚どころか恋愛すらせずに終わったわけだが、醜男の私が結婚するとすればちゃんとした仕事について実質的な見合い結婚しかありえなかったろうと思う。見合い結婚であれば財産とか仕事とかを家同士が見合うのが当然だが、これが恋愛結婚だとその辺の基礎…「大事なところ」をどう評価して性愛に組み込むかが不思議だった。最初の小説「お茶が熱くてのめません」はそこを見せてくれたように思う。

他の小説も女性にとっておそらくそういう大事なところを切り出しており、普通の人はこういう小説を読んで(またはドラマをみて)その辺のところを学ぶのだな。…と、このトシになって私はようやく合点がいった。私は小説はただエンターテイメント的にしか読んでこなかったなぁ…。世の中の仕組み、そんなのわかりにくいよ! まぁ、私はこの先も小説から学ぼうとはしないだろうけど。新書とかに頼るよ。

最後の「雪の降るまで」などを読むと、女性の幻想を体現する「プレイボーイ」も大層なものだ、と思う。私には無理だな。無理だったな。当然の人生か→私。