種別[gsm] 2025-02-15T14:22:09Z
セクショングローバル共有メモ
日時2025-02-15T14:22:09Z
元URL(URLなし)

SF 小説の E・E・スミス『グレー・レンズマン』(小隅 黎…

jrf> SF 小説の E・E・スミス『グレー・レンズマン』(小隅 黎 訳)を読んだ。レンズマン・シリーズ 第2弾。スペース・オペラの古典。密偵捜査がメインの回。新しく買った Android タブレットでの読書は快適だった。

『グレー・レンズマン』(E・E・スミス 著, 小隅 黎 訳, 東京創元社, 2002年5月)
https://www.amazon.co.jp/dp/B007TAKM6Q

原著は Edward Elmer Smith『Gray Lensman』(1939)。

グレー・レンズマンとは、銀河パトロールに属していたレンズマンが、007 の殺しのライセンスみたいに、ランセンス的な物を得て、独立レンズマンになった姿をいう。前回の『銀河パトロール隊』ですでに主人公キニスンはグレー・レンズマンとなったわけだが、あまり「独立」という感じはなかった。

それがこの『グレー・レンズマン』では、粗暴な鉱夫などに身をやつして密偵捜査を行うところが「独立」っぽい印象となった。ルパン三世が身分をいつわって何年も下調べするみたいな描写もあったが、ああいう、ちょっとショッキングな身のやつし方…麻薬にも酒にも(意識コントロール下であるものの)おぼれるまでいくこと…をしていた。『コブラ』もラグ・ボール篇は潜入捜査だった。冷戦に近い時代、スパイ物が受け入れられるような雰囲気があったんだろうね。

そして、これは身分をいつわるというのとは違うが、前回もそうだったが、拷問なども受けヒドイ姿にもなることになる。これも寄生生物まで使われるかなりショッキングな描写で、これは何の影響なのかな…といぶかしんだ。そこからの回復が語られるので、その科学に希望をもたせる記述なのか…。タフガイ性の強調ではあるんだろうけど。

その他にも、もちろん、銀河大戦的な大風呂敷もあって、このグレー・レンズマンが一つの到達点であるというのは、納得できる。前回も言ったが、前時代的だけど、興味深く、おもしろさは十分にあった。

物語の途中で、敵の首魁がアリシア人にあっさり殺されるのには、驚いた。リアル性を感じるすごいプロットだと思った。

……。

Andoroid タブレット(参: [cocolog:95281539](2025年2月))での読書は快適だった。横置きにして文庫本の2ページよりやや文章量が少ない感じの1ページで読んでいった。ライトなしで読むのに快適なぐらいに、明るさを落として。

今後の読書が楽しみになる。