PEACH-PIT『ローゼンメイデン 愛蔵版 (全7巻)』を読んだ。…
jrf> PEACH-PIT『ローゼンメイデン 愛蔵版 (全7巻)』を読んだ。 『ローゼンメイデン 愛蔵版 (全7巻)』(PEACH-PIT 著, 集英社 ヤングジャンプコミックスDIGITAL, 2022年5月〜2022年8月 連載:2002年8月〜2007年5月・2008年4月〜2014年1月) https://www.amazon.co.jp/dp/B0B24DPDL4 ひきこもりの中学生・人間の男主人公のジュンの元で少女人形達が戦い合うマンガ。「誰もおきざりにしない」ポリシーの人形の主人公の真紅が勝って、他の人形は復活するが、人間の中には救われないものがいる。まるで、オタク達が趣味である作品を死守できたが、本人たちの中には救われなかった者もいたように。 そして、そして真紅だけはその魂が砕かれて「眠った」まま終る。 巻いたジュンは、途中ひきこもりから脱し中学に再び通うことになるし、並行世界の巻かなかったジュンも大検に合格して大学に行っている。彼は強い。そうやって強いからなのか、作中にクリエイターとしての努力が描かれることなく、クリエイターとして大きな力を得る。それはおそらく相続した財産力の暗示なのだろう。しかし、財産を相続しただけでは、クリエイトはできない。相続した力でもクリエイトできるのは、おそらく、彼がひきこもり時代にやっていた、オークションなどのネット通販が、海外の職人を育てたということなのだろう。 真紅の魂になるべき新しいローザミスティカは、オークションではなく鉱山で探さねばならないようだ。真紅の信念が生まれるためには、好戦的な水銀灯の存在が必要だったことが物語に示されており、その示唆は不安になる。