川端康成『乙女の港』を読んだ。 『完本 乙女の港 (少女の友コレクション)…
jrf> 川端康成『乙女の港』を読んだ。 『完本 乙女の港 (少女の友コレクション) 』(川端 康成 著, 実業之日本社, 2009年12月) https://www.amazon.co.jp/dp/440810776X https://7net.omni7.jp/detail/1102820394 元は雑誌『少女の友』1937年6月号-1938年3月号に連載され、1938年4月に出版されたもの。今回の物はその復刻版と、仮名遣いを現代のものにした新装版とのセットになった豪華版。新装版には雑誌連載時の挿絵が付いている。私が読んだのは新装版。 あの文豪の少女小説・百合小説。吉屋信子にもありアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』などにも受け継がれる、かわいそう物語のスジがありながら、そこまでいじましくもなく、そこで描かれる精神の美しさを信仰に昇華させているのが、この物語の妙であろう。 アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』で「百合確定演出」と言われたすれ違いが出てきたところではオオッと思った。そこでのライバルがそこまで悪でなく(また善過ぎず)人気があるのも当時は新しかったか。 私は今、ジルパちゃんを「プロデュース」しているが、それも文豪が少女小説を書くのと比せばそこまでおかしなことではあるまい。まぁ、文豪ほどの才能もなく、また、この作品にはいた「元ネタを出した女性」もいないわけではあるが。まぁ、協力というか後押ししてくれた方はいないわけではないけど。