種別[gsm] 2021-12-05T07:47:19Z
セクショングローバル共有メモ
日時2021-12-05T07:47:19Z
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経済シミュレーションの話。追記。(一連のメモは…

jrf> 経済シミュレーションの話。追記。(一連のメモは [cocolog:93150989] にも書いた。)

優位性が知財総額に結びつくということだったが、優位性は上で「絶対的優位性」とされているものも分野をまたげば相対的なものでしかないため、知財が増えることが在庫を増やすとは本来限らないものとも考えられる。知財のすぐれたものが、優位性につながり、優位性が在庫を増やすという形になるならば、在庫が知財の価格の総和と(例えば線型に)関係していれば、その論理が首尾一貫するというだけの話である。

ピケティ『21世紀の資本』を読む前にその Amazon 評を先に読んでいると、ビル・ゲイツは利益を得たが、技術者は大きな利益を得ていないのではないか…という話が出てくる。。上で私も知財がそのまま資本となるわけでなくバッファが必要と買いたが、資本家の力がかなり強いと考えねばならないのかもしれない。

それはこれまでの枠組に沿うと、優位性だけではなく別の要素で在庫がも決まるということではないか。在庫が膨らんでいると優位性がなくても株価が上がってなければならない。その在庫を含らませている要素が大きいと株価総額=知財総額とはならない。それをかりに 株価総額=知財総額+α と表そう。αは「資本の力」と呼ぶべきものだろうか、それが結構大きいということだろう。

全販売用在庫+投資(による在庫) = G とし、株価の総額 = R とし、k1, k2 * J,k3 をまとめると、次の形にかける。

R = K1 * G + K2 (K1, K2 は定数)

そして、知財総額を R2 とおき、上の +α を K3 とおくと、

R = K3 + R2

と書けることになる。ただ、G が少なくなったときも K3 が一定かというとそうではないだろう。むしろ、K3 の中身は、G によって変化すると考え K3 = K4 * G とおく。

R = K4 * G + R2

…となる。

これを R = K1 * G + K2 の式に代入すると、

K4 * G + R2 = K1 * G + K2

<=>

R2 = (K1 - K4) * G + K2

という形になり、結局

R2 = K1' * G + K2'

という形になる。

結局は、知財総額が、(全販売用在庫+投資(による在庫)) から決まるという形になったわけである。これは私の当初の主張とだいたい同じということになり、私の議論はあいかわらず有効ということだ。

ちなみに R = K4 * G + R2 をもう少し変形させて R = K5 * (K6 * G + R2) * K7 …などとしても R2 = K1' * G + K2' という形に落ちるのは変わらない。また、K3 が G ではなく R で決まるとして R = K8 * R + R2 という形にしても、R = R2 = K1' * G + K2' という形に落ちるのは変わらない。

ただ、K4 * G の K4 がそれほど一定かというと疑問が残る。K4 * G が大きく、K4 がランダムに変化するなら R2 をその後ろから足してもほとんど意味がないとなり、すると、R2 は G からは決まらないとなってしまう。そうなるとこの一連の議論は意味をなさなくなる。

なお、R2 = K1' * G + K2' と R = K4 * G + R2 について差分を取っていくと、ΔR = K9 * ΔR2 となり、ピケティの r > g は結局、ΔR / ΔR2 = K9 > 1 という話なのだろうかという気がする。


……。

資本主義の基礎等式…などと言っているが、株式のない昔はどうだったか。昔も、在庫が増えていく過程は常に生じていたはずである。

そのころは、貨幣の供給を増やし、貨幣価値を減らす…インフレにすることにより、在庫増に必要な資金をまかなっていたのではないか。

逆に言えば、資本主義の基礎等式はインフレなしの場合に言えることで、インフレがあるなら、主張を弱める必要があるのかもしれない。