ゲームの「エミュレータ」と聞くと、違法コピーでのプレイなどを想像して眉をひそめる…
jrf> ゲームの「エミュレータ」と聞くと、違法コピーでのプレイなどを想像して眉をひそめる方も多いかもしれないが、実機が経年劣化でどんどん使えなくなった遠い未来で、ゲームの文化継承を考えると必要なものである。 最近では、私は、図書館がゲーム ROM を収集し、エミュレータで動くようにして貸し出したらどうかという話をしたりしていた([cocolog:92784154])。 どこかに書いたが見つからないので、主張を繰り返すことになるかもしれないが…、 現在の主流のゲーム機について ROM を吸い出したり、エミュレータを開発することが是認されるのか、それは違法コピーを動かしたいという欲望に支配されがちで正当化されえないのではないか…と考える人も多いかもしれない。 しかし、エミュレータの開発も人がやるもので、ユーザーがある程度いなければ、まともな開発もできない。需要が強いからこそエミュレータの開発が進むという側面もありうる。また、開発者の事情としてゲーム機の内部を知る者が必要だが、そういう者は時代の移り変わりとともに別のゲーム機に関する開発にたずさわるようになるため、記憶や資料がどんどん失われるという側面がある。 動かすユーザーが元のゲームの動作を知っていること、開発者が記憶と何らかの方法で資料を残していることが、エミュレータの開発には必要で、それがデッドラインのようなものを形作ると思われる。エミュレータはゲーム機の普及期を避けたとしてもその後すぐに開発が進められ、世代が変わりきる前に完成レベルに持っていかなければ、その後、そのマシンに関するゲーム文化が失われるものであると言えるだろう。 国家的にもしくは国際機関を作るなどして保存するのでなく、これまでどおり民間・有志にまかせるなら、限られた時間内にもっと資金が投じられるようになるべきだと私は思う。(まぁ、そういう私はほぼ金銭的(以外のものも含め)貢献はできてないが。)