野平 一郎 (pf) 高関 健 (指揮) 大阪センチュリー交響楽団『松平…
jrf> 野平 一郎 (pf) 高関 健 (指揮) 大阪センチュリー交響楽団『松平 頼則: ピアノとオーケストラのための主題と変奏 他』(録音: 2001年, 発売: NAXOS 2003年) の CD を聴いた。 キッカケは、2021年3月21日 NHK Eテレ放送『クラシック音楽館』の深見まどか(pf) 角田 鋼亮 (指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団 『松平頼則: 主題と変奏』を聴いて良かったから。 CD の最初の『主題と変奏』を聴く。音はさすがに放送のほうがよく、迫力もある。しかし、色彩感は、CD のほうが良く感じた。演奏の画面がなく空想がしやすかったからかもしれない。最初の主題は、赤と金の曼荼羅のような絵巻のような画が浮かぶ。それが第1変奏で、青と金になり、第2変奏で、藍と金になり、緑と金、橙々と金と灰色、黒というかいかがわしい夜になって、最後は、白または銀または輝きと金のイメージなった。 『ダンス・サクレ (振鉾)』は、古寺で、修行が一般に公開されそれを見ているイメージ。 『左舞』は、雅楽のようだが、笙の天を衝く響きがないせいか、地上でどこそこにある小さな神社で、あまりかえりみられることなく、宵に一室で明りの中、雅楽が公開された神事を彩ってる感じ。いつのまにか曲はもり上がって天に通じるが、人はそれに気付くとも気付かぬまま、いつのまにかご利益を受け帰っていくイメージ。 『右舞』は、もう少し近づきやすく、踊りが目の前で展開されているイメージ。都落ちしたサクナヒメ(ゲーム『天穂のサクナヒメ」)が、そこまできらびやかでなく、田植えの衣装に似ていなくもないが、新調された衣装を着て、田舎の誰にもわからないが神社の者だけはわかっている音楽で踊っているイメージ。 『ダンス・フィナル (長慶子)』は、「なじみやすい現代曲」っぽさがある…西洋風の館でくり広げられる横溝正史の小説の惨劇の映画音楽…そういう表層的なイメージが私には先行してしまった。