種別[gsm] 2020-11-20T16:54:15Z
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日時2020-11-20T16:54:15Z
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早坂 隆『100万人が笑った! 「世界のジョーク集」傑作選』(中公新書ラクレ,…

jrf> 早坂 隆『100万人が笑った! 「世界のジョーク集」傑作選』(中公新書ラクレ, 2011年) を読んだ。

多少イデオロギッシュなのは仕方がない。これまでのユダヤ・ジョーク集と違って下ネタがあるのも仕方がない。そういう点があってジョーク集として人にすすめるには多少問題はあっても、著者は、私と同世代なのに第二次世界大戦時などの世相にも関心を持って取材し、歴史を受け継ごうとしているのは、エラいと思った。

日本人ジョークで、技術の高さや金を持ってることを笑ったものは、すでに日本人にはあてはまらなくなってるのが悲しいところ。やっぱり派遣労働を労組の代わりにすると、組織改革がヒトゴトになるあたりに問題があるのではないか。…とか私は思うが、私が考えることだからアテが外れているのだろう。今ではニート問題が日本人ジョークになるかどうか…。

一番笑ったネタを一つだけ引用する。

>●世界最強の軍隊

ある時、世界のどこの国の軍隊が最も優れているのかを決めるコンテストが行われた。競技内容は一羽のウサギを森に放して、それを早く捕まえた軍が優勝というものだった。参加したのはドイツ軍とロシア軍とアメリカ軍だった。

まずドイツ軍が挑戦した。彼らは森の面積、木と土の種類、川や湖の有無、そしてウサギの習性等を綿密に分析し、そして一週間後に見事にウサギを捕獲することに成功した。

次にロシア軍が挑戦した。彼らは森に火をつけて焼き払い、僅か三日で焼け野原からウサギの死体を発見した。

最後にアメリカ軍が挑戦した。彼らは森の中へと入っていったが、たったの二時間ほどで戻ってきた。手には首根っこを掴まれた一匹のアライグマがいた。アライグマはメッタ打ちにされていて、大きな叫び声をあげていた。競技審査員が疑問に思って聞いた。

「それはどう見てもアライグマではないですかな?」

するとアメリカ人はアライグマの顔をじっと睨んだ。アライグマが言った。

「いえいえ、私はウサギです! 私はウサギです!」

<(p.74-76)