Rabbi Avrohom Davis 訳『Kitzur Shulchan…
Rabbi Avrohom Davis 訳『Kitzur Shulchan Aruch』を読んでいる。三巻セットのうち第III巻を読んだ。読み終った。「呪い」に少し関心を向ける。
JRF 2016年8月17日
前々回([cocolog:85639087])に第I巻を、前回([cocolog:85695072])に第II巻を読んだ。
『Kitzur Shulchan Aruch』(Shlomo Ganzfried 著, Rabbi Avrohom Davis 訳, Metsudah, 2006年)
https://www.amazon.co.jp/dp/1931681996
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JRF 2016年8月17日
この本に書かれた細かい規定を現代のすべてのユダヤ人が守っているわけではないだろう。実際、この本の中にも今では守られていないと断わられている規定があったり、地方によって差があることが言明されたりしている。
JRF 2016年8月17日
規定は守らなければ呪われるようなものではない。周りと同じように、神に喜ばれるように規定を守るだけだろう。安息日の規定を守らないと共同体からつまはじきにされるということがあったとしても、それは深いところで規定を破ったときだけだと想像する。緩く守っている人から、厳しく守っている人まで濃淡があって、それでも全体として守ることが正しいとされているのだと思う。美しい信仰だと思う。(私の幻想かな?)
JRF 2016年8月17日
日本にも仏教・儒教・神道といったところをベースとした文化があるが、こういう細かい規定はない。そして私の家は特にしきたりを守ろうとはしていない家で、ちょっと申し訳ないという気持ちもないでもない。実際やるとなったら、面倒くさいけどね。現代では難しいところを、いろいろと芸事なども継いでいる家とかもあるのかもしれない。そういう家はやはりそれだけで尊敬に値すると私は思うようになった。私が「高等遊民」みたいな生活をしているからそう思えているという面もあるのかもしれないけど。
JRF 2016年8月17日
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「呪い」はないわけではないかな…。
JRF 2016年8月17日
>Whoever disgraces his father or mother even by words or gesture is among those whom the Almighty has cursed. As it said, " Cursed is one who disgraces his father or mother."<(143-14, p.985)
JRF 2016年8月17日
父と母をうやまえ。…まぁ、このあたりは十戒にもある話。
JRF 2016年8月17日
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性交渉の際に、聖書の内容を想像するのがよいという。「イク」のをガマンするためなのかな?
JRF 2016年8月17日
>While engaged in marital act, you should think about Torah subjects or other sacred subjects. Even though [during the act itself] it is forbidden to speak words of Torah, thinking about them is permitted and meritorious, for thought is not likened to speech in this case.<(150-2, p.1011)
JRF 2016年8月17日
書いてる雰囲気としてはまともなんだけど、言外に性交渉の実際を想像させているのかな? そんなわけないか? セックスのときに聖書のことを考えるのは失敬だ…とは少なくとも考えないようす。
JRF 2016年8月17日
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生理中の女性は「穢[けが]れ」た者として扱われる。生物的なものだから、あっさりした書き振りだろうという私の予想に反して、かなり詳しく書いてある。珍しく「呪い」があるかのように言及がなされる。
JRF 2016年8月17日
>Anyone who cohabitates with her when she is menstrually unclean, receives the punishment of koras. She too receives the punishment, koras. For touching in an intimate manner, their punishment is flagellation.<(153-1, p.1027)
JRF 2016年8月17日
罰はムチ打ち(flagellation)と書いてあるが、もう一つの "koras" のほうが呪いのようなもの。ここの注に次のようにある。
JRF 2016年8月17日
>The koras for this sin includes shortening of the life span to sixty years, and some say to fifty years (…).<
JRF 2016年8月17日
この辺は、昔の女性蔑視の感覚がよく残っていると言えるのかもしれない。
JRF 2016年8月17日
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普通、ユダヤ教は、まじないや占いを禁じ、排斥する。しかし、邪教の呪術士(sorcerer)は、まるっきり無視というわけではないらしい。
JRF 2016年8月17日
>It is forbidden to consult sorcerers unless there is danger to human life, or if someone fell ill due to witchcraft, or some mishap or evil spirit, then he is permitted to be cured by a non-Jewish sorcerer.<(167-5, p.1093)
JRF 2016年8月17日
何がしかの悪意を持って呪術が現に使われている状況では、村八分など、想像力だけでない現実的な被害を生じさせることがあるのかもしれない。そういうときに同じ呪術士に金を渡すのが穏便なやり方という現実があったのかな…とか想像する。
JRF 2016年8月17日
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異教徒がユダヤ人に商業指南を頼むときは注意が必要なようだ。
JRF 2016年8月17日
>It is forbidden to teach a trade to a Gentile.<(168-20, p.1099)
JRF 2016年8月17日
現代でこれがどれほど重みがあるかはわからないが、無意識的にこういうのが障害になってることがあるかもしれない。
JRF 2016年8月17日
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裁判沙汰については現実的で、現代に通じる規定が多いわけだが、一点、心に引っ掛かったのが盗品の原状回復に関する規定。
JRF 2016年8月17日
>A man may [sometimes] take the law into his own hands. If you see an article of yours in the possession of someone who had robbed it, you may take it away from him.
JRF 2016年8月17日
(…)
If the latter tries to stop you, you may even strike him until he releases it, if you are unable to get it by other means.
<(181-9, p.1135-1136)
JRF 2016年8月17日
こういう場合、現代だと自力救済は否定されるのだが、そういうところで警察・行政(特に non-Jew の)に頼っているといつまでたっても盗品が手元に返って来ないという現実が昔はあったのかもしれない。
JRF 2016年8月17日
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自殺者は神に逆らった者(the wicked)として扱われる。しかし、そう扱われるのはあまりにも厳しいためか、自殺という判断をかなり慎重に行うようだ。
JRF 2016年8月17日
>Without proof to the contrary, a man is not presumed to be wicked. Therefore, if a person if found asphyxiated, hanged, or the like, so long as it is possible to assume that he was murdered, it should not be considered a suicide.<(201-2, p.1221)
JRF 2016年8月17日
私はこの先、どうなるのかなぁ、自死せねばならぬのかなぁ…とか思う。人に迷惑かけずにどうすればいいのかなぁ…とか、思う。未来の日本はどうなっているのだろう?…と思う。
JRF 2016年8月17日
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前回にも書いたように、細かい規定を覚えるのでもなく英語の勉強と思って読み切った。でも、元がヘブライ語の英語対訳だからか、文法的に難しい文章がほとんど出て来ない。それが英文法の勉強にならないという言い方もできようが、私は難度が下がって読み易いという評価になった。まぁ、ヘブライ語が結構出てくるのでテストとかに使える文章ではないと思うが。
JRF 2016年8月17日
長くかかったが、読み切ったことはひとまず良かった。こんな暇があるのが、社会で働く他の方々に申し訳ないというのはあるが、ひとまずありがたいことだとしておきたい。
JRF 2016年8月17日
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トケイヤー『ユダヤ商法』を再読した。理想に関する言葉が胸に響く。
受信: 2016-09-29 18:13:55 (JST)
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Rabbi Avrohom Davis 訳『Kitzur Shulchan Aruch』を読んでいる。三巻セットのうち第I巻を読んだ。生活に関する英語が勉強になる。
受信: 2016-09-29 18:14:44 (JST)
《cocolog:86990506》 from JRF のひとこと
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レヴィナス『聖句の彼方』を読んだ。訳されていて日本語になってるのだが、意味をとるのが難しい。私は対象読者ではないのだろうと思う。
受信: 2017-04-02 04:03:58 (JST)